暮らしとの関わり
昔の子どもにとってもクワガタ虫は昆虫の中で最も人気があった。とくに、大きなミヤマクワガタを捕らえると羨望の眼で見られたものだ。
オスのはさみは大きく勇ましいが挟まれてもそれほどいたくなかったが、メスのペンチのような形の短い歯に挟まれるとひどく痛かった。
写真2007.7.17下石黒
からだの腹がわのようす
写真2007.8.10下石黒
腹部と背の黄色い毛
写真2007.7.17下石黒
雌
写真2007.8.2下石黒
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解 説
クワガタムシ科
日本全土に分布する。北海道〜本州中部のもとそれ以西のものとでは形態に若干の違いがみられる。
体長はオスは35〜72o、メスは32〜39o。体色は黒ずんだ赤褐色。オスは、ほぼ上写真のとおりだがメスはもう少し黒っぽい。
オスは頭部に冠状の突起(耳状突起)をもつ(下写真)。また腹部と脊には黄褐色の毛がある。(左写真)また、二叉(ふたまた)にわかれた大顎(はさみ状の部分)の内側の歯の形は変異が大きい。
成虫は7〜8月に出現し、やクヌギなどブナ科の樹木に樹液を吸いに集まる。
昼間は高い枝などにとまっていて夜に行動することが多い。灯火などにもよくあつまる。
幼虫は、ブナ科などの枯れ木の中を食べすすんで、穴をあけ、成虫になるまで4年ほどかかる。
耳状突起
写真2007.7.17下石黒
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