チチタケ
暮らしとの関わり
 夏、子どもの頃、セミ取りに入ったブナ林の中でよく見かけた。キノコの知識もなく初めから毒キノコと決めていたが、折ると柄から乳のような白い液が出てくるので気味悪がったものだった。
 今調べてみると、美味しいだし汁の出る食べられるキノコであると知って驚いた。栃木県では超一流のキノコとして絶大な人気があるという。(※本日2010.8.8のニュースで栃木県で今年3人目のチチタケ採りによる滑落死事が発生したことを報じている)
 2007.7.17に下石黒のツマキダのブナ林〔左下写真〕でとってきて、汁にいれて食べたが、美味しいとは思わなかった。キノコ自体も、ぼそぼそして歯触りがよくない。料理の仕方にもよるのであろうが・・・・・。

(写真上2005.7.28下石黒  )

  大野原のブナ林で取ったチチタケ

2007.7.17 下石K
解 説
ベニタケ科
 夏から秋にかけてブナ科の林に発生する。
 傘は、初めまんじゅう形から開いてややろうと状になる。傷つけると多量の乳液を分泌する。傘の直径は5〜12p、柄は6〜10p。若干の臭気がある。
 食用となり出汁用のキノコとしては最高の部類に入ると言われている。

     チチタケ幼菌

2005.7.28下石黒

   チチタケの出るブナ林
2007.7.17 下石K