チシオタケ
暮らしとの関わり
 雑木林の中でよく見かける可愛らしいキノコである。色にも変化があり桃色の美しいものも見られる。
 キノコを傷つけると赤い液がでる。手につくのでいかにも血潮という感じがする。

〔写真2005.10.12 寄合〕


解 説
キシジメ科
 7〜10月に広葉樹の枯れ木に発生する小型のキノコ。群生ないしは散生する。
 釣鐘形で表面に条線があり〔上写真〕色は淡赤色から暗赤色。また、傘の縁はギザギザがある。
 傘の径は1〜3.5p。肉質は柔らかく傷つけると赤い液を出すことが特徴。
 柄は長さ2〜13p、径1.5〜3mmで傘と同色で中空、傷つけると赤い液が出る。不食。
 名前の由来は傷つけると出る赤い液が出ることによる。