スエヒロタケ
暮らしとの関わり
 石黒では、注意して見ているなら、ごく普通にどこにでも見られるキノコである。
 群生したキノコを下から眺めると日本的なとでも言いたい美しさを感じる。名前も縁起がよい。
 このキノコには、胞子が人の肺に住みつき病気を発症する事例もあるが、一方健康食品の原料としても使われているとのことだ。
  
(写真2007.11.17 下石K)

解 説
ヒラタケ科
春から秋に針葉樹、広葉樹、杭などにごく普通に見られるキノコ。白腐れ病の原因となる。
 傘の径は1〜3p。表面は粗毛に覆われる。柄はない。
 ひだは白、灰色、淡褐紫色など。肉は革質で乾くと縮むが水につけると元に戻る。
 ごく希であるがこのキノコの胞子が抵抗力の落ちた人の肺に住みつきアレルギー性気管支肺アスペルギルス症を引おこす事例が報告されている。〔千葉大学真菌医学研究センター〕
 
不食、要注意?