オオチャワンタケ
暮らしとの関わり
 石黒のブナの腐食した切株に、たった1個みられた。右上の写真のように横向きの状態で生えていた。上向きにつくと子嚢盤の中に雨水などが溜まるのでこのような位置で生えるものかもしれない。
 子嚢盤の縁には鋸歯が見られた。色は透明がかった枯草色。
 子嚢盤の中の中央は盛り上がってその中心はくぼんでいる。くぼみの周囲に皺があったかどうかは観察していない。
 チャワンタケには似たものが何種かあり、同定が難しく専門の方に指導を受けた。くぼみのシワについては、写真を拡大して調べてみたい。

解 説
チャワンタケ科
子嚢盤は御椀形で直径3〜5p、時には8pに及ぶものも見られる。子実層は淡黄褐色、外側は同色か幾分淡色で鱗粉をつける。子嚢胞子は楕円形で表面は平滑。
食用となる。