オニイグチモドキ
暮らしとの関わり
 石黒では雑木林に入ると時々見かけるキノコである。
 傘の表面がささくれ立ち刺状になっているため奇怪な感じをうける。時には黒色に近いものにも出会う。
 食べられるとのことだが食べてみたいとは思う人は少ないだろう。

〔写真上・右上2005.7.2下石黒 右下2005.7.6.落合 〕

 オニイグチモドキの幼菌
撮影日2007.7.1 下石K
撮影日2007.7.12 下石K


 オニイグチモドキの老菌







撮影日2005.7.26下石黒
解 説
オニイグチ科
 夏から秋にかけて広葉樹林の地上に発生。
 傘は初め半球形で後にマンジュウ形となる。(左写真)色は灰褐色で黒色の刺状の鱗片で覆われれ〔下写真〕直径は3〜10p。傘の裏は管孔部は淡白褐色で後に灰色となる。
 柄の長さ5〜10p。ツバは早く落ちてしまうため柄の上部に名残りを残すのみ。肉を傷つけると赤く変色し後に黒くなる。
 食用となり傘は舌触りがよくおいしい。同種のオニイグチとは酷似しているため区別は難しいとされる。
 名前の由来は「鬼猪口擬」でオニイグチに似ることによる。

    傘の鱗片は角状

 


撮影日2007.7.1 下石K