ヌメリスギタケ
暮らしとの関わり
 石黒では希に見かけるキノコである。昔から「ヌメリタケ」と呼んで食用とした。
 鮮やかな明るい黄色のヌメリスギタケは林の中でよく目立つキノコである。食べても歯ごたえもよく和風の汁物によく合う。ヌメリスギタケモドキと似ているがヌメリスギタケは柄にも滑りがあることで区別できるが、どちらも食用となる。
 その他、似たキノコで毒性のあるスギタケは滑りがないこと、ツチスギタケは地上に生えることで区別できる。

〔写真上・右下2006.10.23下石黒 撮影者政栄 右上2007.10.17 下石黒 下・右老菌写真2008.10.28下石黒〕

ヌメリスギタケの老菌
写真2008.10.28 下石黒
解 説
モエギタケ科
 春から秋にかけて広葉樹の枯れ幹上に群がって生える。
 傘の径は5〜10p、はじめ半球形、後にまんじゅう形から平らに開く。
 表面は傘、柄とも粘性があり乾くと光沢がある。色は黄色で中央部は黄褐色。全体に三角形の鱗片がある。
 柄の長さは15pにもなり早失性のツバをもつ。食用。


   ヌメリスギタケの老菌

写真2008.10.28 下石黒