マントカラカサ
暮らしとの関わり
 マントカラカサタケはカラカサタケとともに石黒ではよく見られるキノコの一つである。
 大抵、傘の径が10pを越えているので、目にもつきやすい。
 しかし、マントカラカサタケの幼菌と出会ったことは未だない。卵形の傘の状態のものに一度出会いたいと思っている。結局、目立たないため発見されにくいのであろう。
撮影日2010.10.8 下石黒 

   マントが下にずり落ちた老菌


撮影日2010.10.8 下石黒

    傘中央部に残る鱗片

撮影日2010.10.8 下石黒


解 説
ハラタケ科
 夏から秋にかけて草地や林縁、林内、道ばたに発生する。
 傘の径は10〜20p。初め卵形、のちに開いて平らになり褐色の鱗片を付着するが後に傘中央部に少し残して脱落する(左下写真)
 ヒダは白色で粗い(上写真)
 ツバは大きくマント状に垂れ下がる特徴がある。ツバはそのままづり落ちる(左写真)
 柄の長さは15〜30p、円柱形、中空、根もとはふくらむ。
 カラカサタケに似るが傘の地が白いこととツバの形が異なる。


     柄のもと

撮影日2010.10.8 下石黒