コフキサルノコシカケ
暮らしとの関わり
 石黒には広葉樹が多く、サルノコシカケ科のキノコは多く見られる。
 コフキサルノコシカケは最大50pにもなるといわれるが、今まで筆者がみた最大のものは径20pほどのものであった。その時には名前の由来である「猿の腰掛け」の意味が納得できた。
 サルノコシカケが多年生であることは意外に認識されていないことかも知れない。

〔写真2006.10.14 上石黒〕



解 説
サルノコシカケ科
 各種の広葉樹の立ち木や枯れ株に生える。
 普通は半円形、ときには馬蹄形で丸山形〜平ら形がある。
 多年生で年々成長を続け、径50p以上に達するものもある。表面は堅い皮があり、灰褐色、しばしばココア色の胞子をかぶる〔右上写真〕
 肉はチョコレート色、フェルト状コルク質で管孔は多層。各層の厚さは約1p。癌の民間薬として広く用いられる。