キヒラタケ
暮らしとの関わり
 石黒では、しばしば見かけるキノコである。鮮やかな黄色がよく目を引く。
 時には、シイタケ栽培の木に発生して害菌とされることもあるという。
 それにしても、一面に細い毛におおわれた鮮やかな黄色傘は美しく、キノコ辞典などの表紙を飾るにふさわしいほどの美しさである。

(撮影日2008.11.6下石黒 撮影者 政栄)

      ブナの倒木に生えたキヒラタケ
                    2008.11.6下石黒

解 説
ヒラタケ科
 夏から秋にかけて広葉樹林、まれには針葉樹林の倒木や朽ち木上に重なり合うように発生する。
 傘の径は1〜8p。半円形〜じんぞう形、または円形に近いものもある。
 傘の縁は内側に巻き込み表面には毛が密生している。傘の色は鮮黄色から淡黄色。肉は軟らかで強じんである。
 毒性はないが固く不快な臭いがあり食用には適さない。