キヒダタケ
暮らしとの関わり
 ブナ林の多い石黒ではよく見かけるキノコの1つである。成熟すると傘の表が平らになり、裏のヒダが丸見えとなる珍しいキノコである。
 上の写真のように名前のとおりヒダは黄色く美しい。量感のある一度憶えると忘れない姿のキノコである。
〔写真2005.7.19 板畑〕


解 説
イグチ科
 夏から秋にかけてブナ科の広葉樹林下に多く発生する。
 傘は初めはまんじゅう形で後に平らに開く。傘の径は6cm前後。表面は灰褐色〜オリーブ褐色でビロード状。裏はイグチ科には珍しくヒダがある。ヒダは黄色で柄につながっている。
 今までは食用とされてきたが体質的に合わない人は中毒を起こすため要注意である。
 名前の由来はヒダが黄色いことによる。
 ※要注意、学研の「日本の毒キノコ」では毒キノコとして掲載されている。