ホコリタケ〔キツネノチャブクロ〕
暮らしとの関わり
  石黒では、タヌキノチャブクロと区別せずに「ケブダシキノコ」と呼んだ。
 家の周りによく見られ、子供の頃から親しみを持ったキノコの一つである。見つけると我さきにと近づき触って胞子が煙のように放出されるのを楽しんだ。
 あられから、70余年が過ぎ、いつ煙と化してもおかしくない年齢になったが、ホコリタケに出会うと、ついつい触って煙を出してしまう。(2019)

(写真2007.10.4 下石K)


    ホコリタケの成長(向かって右の幼菌から)
写真 2010.10.1 下石黒

        胞子を噴出させてみる

写真 2010.10.1 下石黒
    
解 説
ホコリタケ科
 梅雨時期から秋まで、林や草地、畑、庭など有機物に富む地上に群生して発生。
 頭部は初め白色で後に灰褐色となる。頂端はわずかに突出していて、熟すと開いて胞子を噴出する。
 表面にはイボを密生するが後に脱落する。〔上写真〕
 幼菌の肉の白い部分のみ食べられる。
 別名キツネノチャブクロ



    幼菌(食べられる)

写真2006.10.1 下石黒

     胞子放出前後
写真 2009.10.13 下石黒