ニホンカナヘビ | |
暮らしとの関わり 石黒ではニホントカゲと区別せずに「カナチョロ」と呼んだ。 ニホントカゲが毒々しい感じであるのに比べ、ニホンカナヘビは可愛らしいので、筆者の子どもの頃には人気があった。中には虫かごに入れて飼う子どももいた。名前の由来が「可愛い蛇」にあるとの説もあるそうだが、なるほどと思う。 子どもの頃に、夏、畔草とりをしていると時々カナヘビの卵に時々出会った。卵は真っ白で美しく貴重なものを発見したような気持ちになったものだ。 爬虫類は苦手という人もニホンカナヘビだけは可愛いと思う人も多いのではなかろうか。 〔撮影日上2005.7.17下石黒右 上2005.8.20下石黒〕 草むらの中で獲物をねらうニホンカナヘビ 撮影日上2008.7.16下石黒 リョウメンシダの上で獲物を待つ様子 写真2015.7.4下石黒 尾を切り離したカナヘビ 写真2016.4.13板畑 嶽 好日山房上り口にて 写真 2016.10.5 下石黒 |
解 説 カナヘビ科 沖縄を除く日本全土の山地から平地の草むらや庭などに見られるトカゲ。 体は細長く、非常に長い尾をもつ。 全長 160〜270mm。頭胴長は50〜70mm。 尾を持って捕まえると尾を切って逃げる。切れた尾は再生する。 小さな昆虫やクモなどを食べる。 産卵期は5〜9月で一度に3〜5個の卵を産み1〜2ヶ月で孵化する。 だいたい、11月頃に地中に潜り越冬する。寿命は10年程度と考えられている。 ニホンカナヘビ 撮影日上2008.10.14下石黒 未成熟個体 写真2015.9.10下石黒 |