オオビツ
※左はお汁入れ
石黒では「よこびつ」、あるいは「オオビツ」とも呼んだ。
主に冠婚葬祭や家普請などで大勢のお客の食事をまかなう時にご飯を入れる大型オヒツである。
脚のある物(左下写真)もあったが、脚のない型が石黒では多かった。オオビツはすべての家々にあるわけではなく、必要な時には親戚から借りて使用した。
最も大きなものは、昔の庄屋の家にあったものである。このオオビツに詰めたご飯はゆうに百人前はあったであろう。