豆炭アンカ 
 石黒では昭和30年(1955)代の半ばに使われ出したアンカであった。豆炭一つで一晩中温かく人気があった。
 アンカは厚布のカバーで覆って使用したが、中の石綿が古くなると高温となりやけどをすることもあった。
 時には豆炭アンカによる子どもの低温やけどがあった。皮膚下深くま侵される低温やけどは治りが悪く始末が悪かった。


民具補説−豆炭アンカ