コヅツ(小づち)  
 石黒では「コヅツ」と呼んだ。小槌(こづち)がなまったものであろう。主にワラ細工に用いるワラを叩いて柔らかくするために用いた。
 どこの家にもニワ(作業場)に「ジョウベエシ」という平らな石がありその上にワラを置いて叩いた。左手でワラを回しながら全体が平均に柔らかくなるように叩いた。