1801〔 享和元八〕「別紙為取替熟談証文之事」     
      
                     

※証文内容

一、石黒村より門出村へ相掛かり定請け山の儀に付上訴争中去去末年内済み熟談致し条カ条の内字屋言川板畑五千四百十八歩の儀は享保年中取替え歩数改め帳之在り候通り受け取り渡し致す旨熟談致し候に付右場所へ双方立ち会い受け取り渡しに差し掛かり候処年久敷儀にて地所混雑致し相方付かず候に付この度先取り扱い人共立越場所見届け候処ケ所多く畑所飛散り進退致し候ては後年に至り争いの基に相成るべくと見込み今般取曖候には屋言川西の山ら沢頭之方へ行寄板畑五千四百十八歩畑之路七間通り共相添え一円に受け取り渡し致す旨内済熟談致し候よって境の筋の儀左の通り

一、屋言川の内西の山ら通り沢頭境は大沢より西ノ方へ片寄り小沢水落境に相極め塚を築き立ち杉の木植え置き申すべき下の方境の儀も塚築き立ち杉の木植え置き峰通りは板畑分水ケ境山裾は沢を限り申すべき事

                              田辺重順家文書