1664  〔 寛文4年5月6日〕 「証文之事」                         
              証文之事

一、門出村分の内、大風張り、上風張り、山そ畑、横まくり〔いずれも入会地の地名〕四箇所の境は土橋の沢より西に候。上屋敷、下屋敷此のの二箇所は土橋より東、せた山にては、門出の北、しめて七箇所は、前々より寄合両村が入り作をして来たことは間違いのないことに候。但し、水田については当方には関係なく候。それで山手年貢米八斗ずつ我々は門出村に払い、今後とも田畑には出入りすることはなく候。

一、ボイ、カヤについては、従来どおり、遅く入会いたし候。

                         田辺重順家文書