山田為四郎田地売渡証文
  
   相譲り申す田地証文の事

                 一斗六升八合  本田高
                 二升      新田高
 一、高三斗四升七合       二升三合    新々田
                 一升六合    辰高
                 一斗二升    丑高
 此の田
 百三十二束刈     名所  丸山たつ(※まれんだつ)
 五十束刈        同  よろせまち(※ませぐち)

 代金、九両六百六十文

 右は其の村掛持ち高、此の度手前勝手に付き
 書面の通り、譲り渡し申す処実証也、此の田地
 に付き外より少しも構い之無く候、即ち来巳年より
 御公儀様お年貢米、諸役何によらず
 村並に貴殿方にて相勤め申さるべき候、其の為
 田地譲り証文件の如く

 文政三年
   辰十月   柏崎町
             山田為四郎 印

        大野村   作左衛門殿
 
大橋英夫家文書              解読文責 大橋寿一郎  解読文中印→現在の地名(編集会追補)