かんぷう
20240402  86才の誕生日を迎える。

20240428  毎朝の散歩道のバス停にジュースの空き缶が2個ほど放置されている。昨日の朝、自分はそれを横目に見ながら通り過ぎた。ところが今朝、自分の前を歩いていた人がそこで立止まり、ポケットからナイロン袋を取り出して空き缶を入れて持ち去ろうとされている。私は無意識にそこで立ち止まり丁寧に挨拶をした。
 私は自分が今、対峙している人間が自分より断然、優れた人間であるとを瞬時に確信したのだった。
 40数年にわたり人間形成を望み、思考断片のようなものを書き続けた来たが、自分は己の散歩道の空き缶一つ拾うことが出来ない人間で終わろうとしているのではないか。
             
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