かんぷう
20240526 我々は、自分にふりかかる不運には誰しも敏感であるが、幸運はとかく当たり前の事としてやり過ごしてしまう。のみならず、あたらの幸せを要らざる気苦労で台無しにしてしまう事も多い。

20240527 親鸞の「悪人正機」の教えの意味が仏教法話などでよくテーマとなるが、ここで言われる「善人」と「悪人」とは、「解脱を目指して厳しい修行をしている人」と「我々一般の人」とを意味しているのではないか。
 つまり、自らの生活を律し、自らの努力により成仏に近づいている人をさえ救ってくださるのだから、未だ発願できないで煩悩の真っ只中でもがいている人を救ってくださらない訳はないという意味ではなかろうか。
            
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