20220913 80歳半ばとなり、次第に進む物忘れも衝撃であるが、それにも勝る衝撃は気が付かぬまま進む意欲の減退である。

20220913 本ページの432461463484項に欧州連合(EU)について自分の考えを記載した。1989年の「ベルリンの壁崩壊」のニュースは、私に新しい時代、新しい世界の到来を想わせた。
 だが、現在の事態はどうであろうか。まさに第三次世界大戦にもなりかねない様相を呈している。
 どうして、このような事態に至ったのか、その経由をWEB上の情報から調べてみた。
 まず、「NATO」(北大西洋条約機構)というアメリカを中心とした軍事同盟の存在が大きくかかわっている事が分かった。
 一方、これに対抗するソビエト連邦の軍事同盟「ワルシャワ条約機構」は、冷戦終結とともに解散している。
 だが、冷戦終結後、それまでソ連に属していた東方諸国は次々とEUに加盟した。それは、とりもなおさずNATO勢力圏のロシアへの接近であった。ついにそれがウクライナにまで迫ってきた。
 これはロシアにとっては看過できない事態である。ウクライナは軍事的にも、NATOから自国を守るためにも決して手放せない戦略的位置にある国である。また、歴史的にも近い隣国であり兄弟国とも呼ばれる存在だった。
このような、切羽詰った状況の中でロシアのウクライナ侵攻は行なわれたのだ。とはいえ、ロシアの武力による侵攻は決して許されることではない。
 言ってみれば、ウクライナ戦争の引き金は、西側の民主主義・自由主義国と東側の独裁主義・社会主義国との勢力争いによるものである。
 この対立は、わが国を取り巻く東アジアでも大いに危惧される重大事であることはいうまでもない。
 これは、21世紀に世界が超克すべき課題であり、あくまで対話により解決することが出来るかどうかが、我々人類が「人間」と呼ぶに値する生き物かどうかの試金石となると思う。
 決して、断じて、歴史を筆者が生まれた時代に巻き戻すようなことがあってはならい。→※昭和の歴史

 ところで、ウクライナへのロシアの侵攻までの経過について調べてみて、意外な歴史的事実を多く知ることが出来た。マスコミでは、ほとんど報道されない事も多かった。
 グローバルな情報社会の今日、我々は受動的な情報で済まさず、自分で実際に能動的に確かめて真に自分の意見と言えるものを持つことが大切ではないだろうか。

             
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