豪雨に悩まされた思い出
                        落合 大橋春治

昭和31年である。突然の豪雨で山崩れが起きて、私の水田の総てが一瞬にして泥の海とかわってしまった。当時、妻は心臓を患い床に伏している。子どもは大勢だ。さてこの先どうして暮らすのかと思うと死んでしまいたいほどの気持ちであった。
仕方なく、長男を高校から中退させた。そして3年がかりで、やっと復活ができた。
あの苦しみは二度とないよう祈りつつ毎日の生活に心から感謝しています。

            
 「石黒校百年のあゆみ」より