石黒校の思い出 大橋チエ子 (前文略)耳を澄ますと、ブナの若葉におおわれた木造校舎に響く元気な声が今でも聞こえてくるような気がします。 年間をとおして特に思い出される行事は、体育の授業がはやく屋外で受けられるようにとみんなでやった早春の雪掘り作業。 そして、初めて体験した海水浴の帰りにあいにくの大雨に出会い、鵜川経由で地蔵峠を越えて歩いて帰ってきたこと。 冬の寒さをしのぐため、全員でボイ(枯れ木や杉の葉)拾いをした思い出。「たきつけにはスギナッパ(杉の葉)がいいぞ!」と言いながらせっせと拾い集めたたきぎ拾い。
温かいお弁当が食べたいと、ストーブの上に弁当を重ねてあたためたこと。 男子に負けまいと歯を食いしばって滑ったアラヤでのスキー大会。 思い起こせば次から次へと懐かしい思い出が浮かんできます。 (後文略) 閉校記念誌」くろひめ」より |