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 恐れ乍ら書付を以て御伺い申し上げ奉り候     (田辺重順家文書)
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      恐れ乍ら書付を以て御伺い申し奉り候
一 昨年より下石黒村持地に草生油の気味
  これ在るに付き井戸堀致し候處少し宛出水に相□□
  草生油井主にて売り渡させ申すべき事
一 当村四ケ村にて下石黒村持地に井戸堀りたいと申すもの
  これ在り候はば地主対談にて限付けに□□堀申し候事
 附けたり是以来他村の者には如何様自愛申し
 来たり候仁なりとも井戸取堀不□候事
一 草生油少々宛て出方に相成候に付き
  御冥加永五百文宛年限中御上納
  仕り度致し奉り候この段御伺い申し上げ奉り候 以上
   慶応二年
      寅三月
                下石黒村
                  三左衛門
                  四郎左衛門
                  四郎右衛門
                  喜八
                
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   ※一部破損と癖文字が多く難読                    読み下し文責 大橋寿一郎
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