昔の俗称松之山街道脇街道のアカマツの並木後
 
                   2011.11.10板畑 嶽より撮影 背景は妙高山
 この街道は俗称松之山街道(松代〜岡野町〜柏崎)の脇街道として松代から石黒を通り地蔵峠を越えて
柏崎にいたる主要道路であった。古老の話では、昔は米俵を背につけた馬が列をつられて峠を越え、帰
り荷はカマスに詰めた塩であったと伝えられたと聞く。
 当時からのものであろうが、筆者の子どもの頃にはこの街道沿いにはアカマツが点々とあった。道も、毎
年整備されていて、いかにも歴史のある街道の趣をのこしていた。
 しかし、その後1989年の松くい虫の大発生により石黒のアカマツのほとんどが枯死してしまった。上の写
真でも松は数本確認できる程度である。
 ちなみに、現在では(2013)では、花坂新田まで農道ができ地蔵峠越えの道はその農道と接続され、ここ
は原野に還って道跡も定かではない。