簡易科小学校賞状 | |
簡易科小学校 明治19年に政府は、課題であった貧困家庭の児童の就学率を高めようと簡易科の設置を認めた。 簡易科は、授業料は不要、3年制で、読書・算術・作文・習字の4教科のみのとした。画期的施策であった。 ところが、これによって就学率は期待したほどには、好転せず、「然ルニ学校令発布以来殆ンド3年半ニ及ブモ簡易科ノ設置未ダ少クシテ大多数ノ不就学児アリ₋森有礼(文部大臣)」という実情であった。 結局、、簡易小学校(簡易科)は、1891 (明治 24) に廃止されることになった。 しかし新潟県などは簡易科の設置が全国で最も多かったといわれている。 |
|
下石黒 大橋正男家文書 | 文責 編集会大橋寿一郎 |