ひとらごと   DATE20171006
 

柏崎刈羽原発を規制委員会が「適合」と認可

大橋末治

 堅いお話で恐縮ですが、柏崎(旧、刈羽郡)を郷にする者としてひとこと言わせて下さい。2017.10.5日に、この主題の文字・言葉が新聞、TV、ラジオで一斉に報じられました。

福島原発事故以来6年半、未だに廃炉も出来ず、核のゴミ処理も手が付けられない状況である。一般に、「原発は、トイレのない家」に例えられている。あれほどの事故を起こしたのに、こんな建築物を国は、なぜ認めるのだろうか。危険度の高い核廃棄物の山が、処分する場所が定まらないまま、日々山と積まれていく状況は、良く報道されている。原発の実用化は、核の廃棄処理も含め、将来すべての関連技術が満たされた上で始めるべきことと思う。関係筋の言い分は、「福島の事故の被害を償い、廃炉を進めるための費用を賄うために、再稼働し利益を得る必要がある」ということのようである。

 東電は「経済性より安全性を重視する」と言っている。具体性がなく空々しく感じられる。「事故の更なる原因究明を継続して取り組んでいるのは、政府でも国会でもなく、新潟県だけだ」と朝日新聞に記されていた。頑張って頂きたい。

近く、衆議院選挙がやってくる。原発を巡る政策は、最重要課題で大きな争点と考えられる。チェリノブイリ、福島、柏崎とつながらないためにも良く考えて人選したいものである。

おわり