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ね | |
このエキは、ねえきに なるかえねぇ |
この雪は、根雪になりますかねぇ |
おらオッカは、今朝、ちゃめにねぇ取りに 山へ えったえね | うちの母さんは、今朝、朝飯前に苗取りに田んぼに行きましたよ |
こどしゃ、もう どこにも雪がねぇのう | 今年は、もう どこにも雪がないね |
そじゃねぇか | そうではないか |
そじゃ、ねぇがんか | そうでは、ないのか |
えつまでもねぎもん着てるじゃねぇや | いつまでも、寝間着を着ているものではありませんよ |
ねぇらどこは、えねの できはどんげぇだえ | おまえのところの、イネはどんなできですか |
ねらほうは どうだえ | おまえたちの方はどうですか |
ねぇらねぇら来てみろ、きれげな鳥がえとう | おいおいみんな来てみなさい、きれいな鳥がいたよ |
このまんま、ねぐせぇ | このご飯、腐った臭いがするよ |
きんな、ねこぐるまで、べとだし したえね | 昨日は、小型の荷車で土運びをしましたよ |
めんなに、ねぇしょに しておこて | みんなに内緒にしておこうよ |
あしたちゃめに、ねぇとりしなけらぁならねぇお | 明日、朝飯前に苗取りをしなければならないよ |
はえ、ねぇなったかえ | もう、なくなったかね |
おめぇ、ねぇぶちしてくれや | あんた、苗渡ししてくれよ |
人目が、わりぃから ねぎもんを着て フラフラしてえるじゃねえや | 見た目が、悪いから寝間着を着て ふらふらしているものではないよ |
ねこごを、もらってきたぞ | ネコの仔を、もらってきたぞ |
よんべな、ねこじって えたくて 首が まぁらねぇね (寝・挫る) |
昨夜、筋違いして痛くて首が回りませんよ |
ねこつぐらつくったすけ、ひとつやるえね | 猫用のつぐらを作ったので、一つあげますよ |
トッツア、このねじきが、さけぇ だすけのう | とうさん、此の捻った雑木が境界だからね |
時計に、ねじくれてくれや | 時計の、ねじを巻いてください |
はえ、ノノバが、ねじくんだげぇだのう (捻り出る) |
もう、ノノバ(山菜・ツリガネニンジン)が、芽を出したようだね |
おらぁ、ボボをねしつけてから えぐえね | 私、赤ちゃんを寝せつけてから行きますよ |
オッカァ、ねじまっても、アッパが出ねぇね |
かあさん、力んでも、大便がでないよ |
ねら、あかばねじりに えごぉや |
きみたち、ウグイ手づかみに行こうよ |
縁の下をねじ藁でふさがんと風がへぇって寒くてかなわんや | 縁の下を藁束(縁の下ふさぐための)でふさがないと寒くてかなわないよ |
この子は、オラのねっこに おえて 育ててぇね |
この子は、私のそばに おいて育てたいよ |
あの人は、ほんにねつえ人だ | あの人は、本当に丁寧な人だ (県内で「けちくさい」という意味で使われる所もある) |
ねつねつと、包んであるよ | 大変丁寧に、包んであるよ |
しっぺたに、ねぶつが できて えたくてぇそう (根・物) |
尻に、疔ができて痛くてね |
よんべな、長起きしたらねぶってぇおぅ (ネブタシ→ねぶたい→ねぶったい) |
昨夜、長起きしたら眠いよ |
ねぼこきして えねぇで、はよ起きれや (寝坊−) |
寝坊していないで、早く起きなさい |
ねまってえねぇで、たってみろ (中世〜近世の東北語) |
座っていないで、立ってみなさい |
ねら、へらすみ時は、やかましすけ家の周りで あすんで えるなや (ウヌラ→相手を軽んじる卑語) |
おまえたち、昼寝時は、うるさいから家の周りで遊んでいるなよ |
ねんぎょに、きもん着せて あすんでらぁ | 人形に、着物を着せて遊んでいるよ |
道端に、でっけぇねんぎりが してあったぞ | 道端に、大きな太いうんこがしてあったよ |
ねんごを、納めて来るぞ | 年貢を、納めて来るよ |
ねぇらげぇんのが、口出すな | おまえらのような者が、口をはさむな |
ねんじょ、忙しがね | 年中、忙しいですよ |