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こどしゃ、えきが降らんでいいあんべえだのう | 今年は雪が降らないでいい具合ですね |
いぃがなー、おめぇ手だすなてぇ | いいから、おまえ手を出すなよ |
いいがんだけ取って、あとはぶちゃろてぇ | 良いものだけ取って、後は捨てなさいよ |
ねら、すっけなことして、いいがんか(いいがんだかえ) | 君たち、そんなことして、良いのかね |
いやぁ、いいぐれね | いやぁ、良いに間違いありませんよ |
おまえさんさえ、いいけら、えっしょにえごえね | あなたさえ、良ければ、一緒に行きましょう |
あこんしょは、めんな、いいしょだがね | あそこの家の人たちは、みんな、いい人達ですよ |
いぃすけ、おまえ、けえれぇ | よいから、おまえ、帰れ |
そえで、いいどうぉ |
それで、いいでしょ〔いいことにしなさい〕 |
いぃねぇかや、ちょっこら寄って休んで えげて |
いいじゃないか、ちょっと寄って休んで行きなさいよ |
ねらばっか、いいめして、いかったこてぇ〔いかったなえ・いかったっけなえ〕 | きみたちばかり、良い思いをして良かったさ |
ああ、いいよだったいねぇ〔だったぜ〕 | ああ、結構な湯加減でしたよ |
おまえばっか、飴もらっていいんだなえ | 君だけ、飴をもらって良いね〔羨ましいね〕 |
春っ先になるとこの子は、まえとしえきめになるがんだいね | 春先になるとこの子は毎年雪眼炎になるのですよ |
天気がいくて、いいあんべえだのう (挨拶語) |
天気が良くて、いいあんばいですね |
俺が、い(え)ぎしなに、置えて えぐえね |
わたしが、いきしなに届けていきますよ |
きょは、おまえさんにいきゃわしてもらって、ほんにうるしかったえねぇ | 今日は、あなたにお会いできて、本当にうれしかったですよ |
釜坂の頂上で、ようびんさんにいきゃったいね | 釜坂の頂上で郵便さんと行き会いましたよ |
おじさ、どごへい(え)ぎゃる(いぎゃっしやる)ね (行くの敬語) |
おじいさん、どこへ行きなさるね |
雨になるやら、きょは、ばかにい(え)きれるのし |
雨になるやら、今日は、ひどく蒸すねえ |
えくどこも、はちん刺されたいや | 何カ所も蜂に刺されたよ |
なんだか、い(え)ごじが わりいね (古語→依怙地) |
なんだか、居心地が悪いね |
ねら、い(え)さけばっか して えるなて (諍い) |
おまえたち、けんかばかりしているなて |
おっかぁ、この子のい(え)だれ掛けを どごへやったや |
おっかぁ、この子のゆだれ掛けを どこにやったね |
罰が 当たったんだや、い(え)っきびどう |
罰が当たったのだよ、いい気味だよ |
こんたびは、い(え)っそけ お世話んなり、ほんんに、ありがとうございました (いっそ・接尾語) |
このたびは、一切お世話になり、本当に、ありがとうございました |
おらオジも、でぇえくの年季が明けて やっと い(え)っちょめぇになったえね (一丁前) |
うちの次男も、大工の年季が明けてようやく一人前になりましたよ |
おじさ、おらアニに、よう い(え)ってかしてくんなせえ (言い聞かせる) |
おじさん、うちの長男に、よく教えてやってください |
い(え)つのこまに、けぇった ろうなえ |
いつの間に、帰ったのかねえ |
おら、けさ、暗ぇうちに起きて 栗を い(え)っぺぇ へろって来たえね |
ぼく、今朝、暗いうちに起きて栗を沢山拾って来ましたよ |
きょは、天気がいいすけ、へんまっから い(え)ねあげをしるか |
今日は、天気がよいから、午後から乾燥したいねの取り入れをするか |
こんにゃのい(え)めしは、稲こきで ちっと遅くなるぞ (夕飯) |
今夜の夕飯は、脱穀で少し遅くなるぞ |
い(え)やしくそげなことを、えうもんじゃ ねぇて (卑しいー) |
下品にもの欲しげな(特に食べ物に)ことを、言うものではないよ |
※ ()て表示した発音に近い ことも多い |