ノジコ | ||
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暮らしとの関わり 石黒では「ストト」あるいは「アオストト」と呼んだ。春の囀りは美しく際だっている。上を向いて大きな口を開けて囀っている姿は良く見かける。 あまりにも良く見かける鳥であるため、日本特産種で新潟県以外には余り見かけられない鳥であることは意外なことである。高柳町史の高柳の動物 序編にはノジコについて次のように記されている
〔写真2012.4.26下石黒〕 |
解 説 ホオジロ科 日本特産種で標高200〜500mの山地の広葉低木林を好み、日本中部の日本海側の地方に多く分布する。新潟県に特に多い。〔全国の標識数の44%〕 冬には九州、台湾、フィリピンなどに渡るものもいる。 全長約14p。雌雄同色。アオジに似ているが一回り小さく目の回りに白輪があり嘴も小さい。〔右上写真〕 巣は低木の茂みの中に腕状の巣をつくり、一腹3〜5個の卵を産む。日本以外の繁殖は確認されていない。 日本でも青森が北限と言われている。餌は昆虫が主である。 鳴き声は「ちーちょちょちーーち・・・」と聞こえる。 近年では生息に適した環境が少なくなって、個体数が減少している。レッドデータブックでも危急種(VU)に指定されていることは余り知られていない。
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