ネズミガヤ
暮らしとの関わり 　ネズミガヤは、石黒では秋になるとよく目にする。全体に柔らかく繊細な感じのする植物である。 　花穂が出た草姿は、「ネズミガヤの名前がいかにもふさわしい印象である。 　似たものにタチネズミガヤ、オオネズミガヤ等があるが区別は難しいといわれている。 （写真2007.10.4 寄合） 　　　　　　　　　　　　花序 写真2007.10.4 寄合 　　　　　　　　山笠と立ち上がった枝の高さ 写真2007.10.4 寄合	解　説 イネ科 　北海道から九州の原野や道端、土手、畑の周辺などに多く生える多年草。 　茎の基部は地を這い節から根を出す。茎は節から出た枝とともに２０〜３５�pの高さとなる。 　葉は狭い線形で幅２〜４�p、長さ８〜１５�pで薄く柔らかい。 　花期は８〜１１月。花序は円錐形で微細な多数の花穂をつけ、多少一方になびく。 　小穂はねずみ色で柄はなく長さ２．５〜２�o。護穎〔ごえい〕の芒は４〜８�oと長い。 　名前の由来は花序の形と色がネズミに似ていることによる。 　　　　　　　　茎と葉 写真2007.10.4 寄合 　　　　　　　地下茎 写真2007.10.4 寄合