ハマゼリ | |
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暮らしとの関わり 早朝に市街地裏の海岸に出かけた。今まで気が付かなかった小さなセリらしい草と出会った。石黒や市街地周辺の野山では見かけないので「浜ゼリ」とでも言うものではなかろうか、思って家に帰り調べてみると、果たして「ハマゼリ」であった。 筆者の見たものはロゼットの径が一番大きいもので20cmほどてあり、10cm前後のものが多かった。香りは筆者には山のセリに比べて劣るように思われる。 根は砂浜のものはゴボウのように直下して伸びるが、瓦礫の場所に生えたものは叉枝に分かれていた。 写真2012.8.17 裏浜 実生 ![]() 写真2014.5.10 松美町 観察栽培 ロゼット状になる様子 ![]() 写真2012.7.12 裏浜 冬の様子 ![]() 写真2015.2.20松美町 葉 ![]() 写真2012.8.17 裏浜 小花の形 ![]() 写真2012.8.17 裏浜 岩上のハマゼリ-ハマボッスとともに ![]() 花期 ![]() 果実期に赤味を帯びる分果 ![]() 写真2012.10.8 笠島 キアゲハの幼虫に葉をたべられるハマゼリ ![]() 写真 2018.8.14松美町 ![]() |
解 説 セリ科 北海道から九州の海岸の砂地に生える二年草。 根は多肉の直根で深く地中に直下し(上写真)、茎は基部より分かれて斜めに立ち、長さ10〜30cmくらいで分枝する。根生葉は長い柄があり群をなしてつき風の強い浜ではロゼット状となる(左写真)。 茎葉は互生し葉柄の基部は鞘となる。葉の形は単羽状複葉で小葉は柄がなく羽状に切れ込み、裂片は短く先は鈍形で長さ3〜10cm。表面は滑らかで艶がある。 花期は8〜10月。小枝の先に小さな複散形花序を出し白い小花を多数つける。花弁は5個で内側に曲がる。雄しべは5個、下位子房が1個ある。 果実は球形で分果の隆条はすべて太く背部は竜骨状となっている。 筆者の実験観察では種子の発芽率は大変良い。 名前の由来は浜に生えるセリの意味でその根茎の形から「浜人参」の別名もある。 実生 ![]() 写真2014.5.25 松美町 観察栽培 葉の形 ![]() さや状の茎葉柄の基部 ![]() つぼみの頃 ![]() 写真2015.8.12中央海岸 つぼみ・花・果実 ![]() 写真2015.9.6荒浜海岸 直根 ![]() 写真2012.8.17 裏浜 瓦礫上に生えた個体の根 ![]() 果実と種子 ![]()
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